http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20070402it14.htm
米韓がFTA締結で合意、自動車・牛肉で歩み寄り
【ソウル=中村勇一郎】米韓両国政府は2日、ソウルで行われていた自由貿易協定(FTA)の締結交渉が妥結したと発表した。
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米国にとっては1994年に発効した北米自由貿易協定(NAFTA)以来の大型経済協定。韓国は、自動車や薄型テレビなど主力製品の輸出増加を狙っており、米市場で競合する日本にとって脅威になりそうだ。
今回の合意により、米韓の貿易額は昨年の768億ドル(約8兆9800億円)から今後数年間で1000億ドルに拡大し、韓国にとって米国は日本を抜いて第2の貿易相手国になるとの試算もある。
韓国政府当局者によると、両国は品目ベースで韓国が99%以上、米国は100%の関税を撤廃することに合意したほか、争点になっていた自動車分野では、米国が3000cc以下の中小型車の関税を即時撤廃し、韓国は自動車税制を改正する。
一方、韓国側はBSE(牛海綿状脳症)問題から輸入を中断していた米国産牛肉の輸入再開手続きを開始することを表明し、15年かけて牛肉の関税を撤廃することで合意。韓国は収穫期以外のオレンジについても段階的に関税を撤廃することも受け入れたが、コメは関税引き下げ対象から除外された。
米韓は昨年2月にFTA締結に向けた交渉開始を発表。先月26日からソウルでバティア米通商代表部(USTR)次席代表と金鉉宗(キム・ヒョンジョン)韓国外交通商省通商交渉本部長をトップとする両国代表団が最終交渉を行っていた。交渉は自動車や牛肉を巡って難航、当初は31日までとされた期限を延長して徹夜で交渉を続けた結果、米議会への通告期限ぎりぎりの2日昼、合意にこぎつけた。
盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領は、同日夜、発表した国民向け談話で、「挑戦しなければ、先進国にはなれない」と述べ、FTA締結がさらなる韓国経済発展の基礎になるとの認識を示した。
ただ、今回の合意に対しては、米韓両国の議会で根強い反対論があり、協定発効に必要な議会承認で難航が予想されている。
(2007年4月3日1時41分 読売新聞)